KOKORO-MAKOのおすすめDV本

2009年6月15日 (月)

「デートDVしない・されない」10代のためのガイドブック バリー・レビィ著

友人、親、家族、先生、カウンセラーといっしょに読む10代のためのデートDVのお090616ススメ本がこのほど出版されました。

するまえに -デートDVしない・されない 10代のためのガイドブック」

著者:バリー・レビィ訳者:山口のり子・小野りか         出版:梨の木舎

A5判並製 152頁 定価:本体1500+

著者バリー・レビィからの挨拶

この本は、恋愛関係で悩む十代の人たちのために書きました。

同じ年ごろの友人や身内で、たたかれている人はいませんか。

言葉で傷つけられたり性的に虐待されたりしていませんか。

それとも、あなた自身が好きな人から虐待されていませんか。

この本を読むことで、自分に何がおきているかを理解してください。デートDVが起きているかどうか、どうしたらいいか、判断できるようになってください。

くわしい内容・目次は…

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2008年10月28日 (火)

kokoro-makoのおすすめ本      ミステリーになった「多様な性」

インターセックス  

集英社/出版  帚木 蓬生/著者

買ったきっかけ:
前回ブログで紹介したコミック「IS 男でも女でもない性」を読んでいて、「IS」の診療にあたっている医師に対する興味を私は抱いていました。そこで新聞の書評で「IS」の治療にあたる医師が主人公ということを知り、ぜひ読みたいと思いました。

感想:
「IS」の診療にあたる女性医師が務める、高度な先進医療を提供するすぐれた産婦人科病院の設定が実にユニーク! 彼女と対立する院長がとっても素敵なんです!私には彼が「福山雅治」に思えてしかたありません。物理学の「ガリレオ先生」ならぬ天才産婦人科医の「ガリレオ先生」が活躍するような感じでガツンと読んでしまいました

おすすめポイント:
「IS」の診療に携わる医師と患者の苦悩が丁寧に表現されています。そして「性同一性障害」の患者に対する性転換手術を行う場面や、病院にからむ謎の女性の死。上質な緊張感が張り詰めるミステリー。一気に読めます!

インターセックス

著者:帚木 蓬生

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2008年10月22日 (水)

kokoro-makoのおすすめ本     「多様な性」を考える1冊

IS―男でも女でもない性 (1) (講談社コミックスKiss)

買ったきっかけ:
TVドラマ「ラスト・フレンズの放送もあり、ジェンダー」「多様な性」について考えています。「ラスト・フレンズ」の瑠可は「性同一性障害」を疑う役柄でしたが、このコミックはインターセクシャルについて理解しやすく描いています。主人公の心と体が「男と女の間を揺らぐ」様が家族や友人を通して赤裸々に語られます。

感想:
当事者の方に丁寧に取材されている作者の人柄がうかがえて好印象です。
確率として2000人に1人。声も出せずに震えている私達を知ってください。」と作者は描きます。
<CASE 1:ヒロミ>
戸籍の性別は空欄のまま――。
女として育ってきたけど“フツウ”と違う身体。
一生恋愛できないと思っていたヒロミに、同僚から突然の告白が。
身体のこと、好きな人に知られたら!?
デリケートな「IS」の問題を恋愛を通して描く!

<CASE 2:竜馬>
17歳の夏、僕の身体は女性化しだした――。
「女」だと感じる心を抑え、必死に「男」を演じてきた竜馬。
自分らしく生きようと、カミングアウトするのだが!?
「IS」として生きることの難しさと喜びがここに!

おすすめポイント:
こんな深い内容をコミックで表現できるのかしら?と思いましたが、ISとして生まれて自分の体と心を受け入れ、生きていく姿は「ゆっくり自分の道を歩いて行けばいいんだよ!」と励まされている気がします。きっと続きが読みたくなりますよ。本棚のスペースを空けておいてくださいね。(現在13巻まで単行本として出版されています

IS―男でも女でもない性 (1) (講談社コミックスKiss)

著者:六花 チヨ

IS―男でも女でもない性 (1) (講談社コミックスKiss (460巻))

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2008年8月13日 (水)

フォト・ジャーナリスト 大藪順子さん 「性暴力サバイバーの素顔」プロジェクト

フォト・ジャーナリスト大藪順子さんは、自ら性暴力の被害に遭い、以降おなじように傷つき、生きていく人々の姿を伝えたいと、「Faces Of Rape&Sexual Abuse Survivors Project」というプロジェクトを立ち上げ、性暴力被害に遭った女性の写真を撮り続けている。写真集の出版や講演会も行っている彼女の考え方や、どうやって被害から立ち直ったのか? インタビューの動画が公開されています。<この情報はレジリエンスのレジメルからおしえていただきました>

http://www.ourplanet-tv.org/asx/080723contact_500.asx

15分程度の番組で音声がいきなり出ますので注意してください。

STAND―立ち上がる選択

買ったきっかけ:
春に開催された大藪順子さんの講演会に行けなかったので今回購入しました。大藪順子さんの話は私の友達が送ってくれる「クリスチャン新聞」にも取り上げられています。「クリスチャンの家庭で育った頑張り屋さんの順子さん」が性暴力被害から立ち直って、しかも社会に対して声を上げる活動をしている―なんて、私は始め信じられませんでした。

感想:
ひとりひとりの女性の笑顔から勇気づけられる一冊です。

おすすめポイント:
性暴力について決して人ごとでなく、主体的に考えるための新しいスタイルの本です。被害者は悪くないんです。話していいんです。そして私たちはさまざまな苦しみ傷つきをありのまま受け入れることができるようにしていくことです。

STAND―立ち上がる選択

著者:大薮 順子

STAND―立ち上がる選択

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2008年7月22日 (火)

KOKOROーMAKOのおすすめDV本   恋愛って何? 結婚って何?  この本で私の立ち位置を見直してみよう!

「まだ結婚しないの?」に答える理論武装 (光文社新書 362)

買ったきっかけ:
アウェア・デートDV防止教育プログラムファシリテーターであり、大学の非常勤教員をされ、ジェンダーについて独自の生き方論を提唱しているイダさん。彼の気さくな恋愛論から受け取るメッセージはとてつもなく大きい。ラスト・フレンズについても総括しているイダさんの「理論」に興味を持ちました。

※イダさんのブログ http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/534/

感想:
恋愛というのは相手に依存することが幸せのように見えるけど、しっかり自分の考えを持つことが大切で「私はどうしたいのか?」と自分に問いかけ続けることをしなくてはいけない。「楽」をしていては恋愛できないのだ。

おすすめポイント:
今、好きな人がいる人はこの本を題材に彼と話し合ってみてください(イダさん自身がそう勧めています)。相手と対等に自分の意見が言えて、相手の意見の違うところを尊重できる関係性が彼ともてそうなら合格です。それが出来そうにないと感じられるなら「理論武装」で相手をこちらに引きつけてしまいましょう!

「まだ結婚しないの?」に答える理論武装 (光文社新書 362)

著者:伊田広行

「まだ結婚しないの?」に答える理論武装 (光文社新書 362)

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2008年4月 4日 (金)

kokoro-makoのおすすめDV本   「なぜ男は暴力を選ぶのか」 さあ、DVについて予習をしよう!

080408_21380001 なぜ男は暴力を選ぶのか―ドメスティック・バイオレンス理解の初歩 (かもがわブックレット)

買ったきっかけ:
DVをする人の気持ちがどうしてもわからなかったので、知りたいと思いました。私がDVの渦中にいた時「愛されてる」と思っていたけど、それとは違うものをずっと私は感じていました。その中身を知りたかったのです。
DVをする男性が多い中で、沼崎さんの本は同じ「男性」がそのなぞ解きをしている−というところに興味を持ちました。男性が言っているのだから説得力ありませんか?

感想:
実に鮮やかに、DV加害者を論じています。暴力とは「こわがらせ、あやつる力」わかりやすい表現ではないでしょうか?
また、世の中には「男は女を守るべき」という考え方があります。そのためには暴力をふるっていいと考えがちだけど、実は「男は女を守っていないんだよ!」と衝撃の発言。男が仕掛けたそのからくりとは…。
 私はほんとに男性について現実を知らなすぎたと反省しました。

おすすめポイント:
作者自身が自画自賛しているが、「これほど薄くて安くて分かりやすい」DV解説書は他にない! DVの入門書としてお勧めです。もうすぐ「ラスト・フレンズ」が始まるから、この本を読んでDVについて予習をしておきましょうね。税込定価¥600です。

なぜ男は暴力を選ぶのか―ドメスティック・バイオレンス理解の初歩 (かもがわブックレット)

著者:沼崎 一郎

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2008年3月 7日 (金)

kokoro-makoのおすすめDV本!

シェルターから考えるドメスティック・バイオレンス―被害女性と子どもの自立支援のために

買ったきっかけ:
私自身がシェルターを選択しなかったので、実際どんなところなのか? どんな生活をするのか? 子どもの学校は? 職場には通えるの? いろいろ知りたいことがあったから

感想:
著者はDV被害者支援団体「かながわ女のスペースみずら」。DV被害者支援の活動を17年間継続してきた支援者の目で語られるので分かりやすい。さまざまなケースがある。シェルターというと「駆け込み寺」のイメージで、誰でもいつでも入れるのかと私は思っていたが、最近はそうではないらしい(神奈川県の場合)。シェルターを出たあとの自立を考慮して、行政のとの連携で福祉事務所を経て入所することが多いという。また、シェルターには中期・短期と種類もあるそうだ。DVと児童虐待の関係やDV被害者の抱える精神的な困難さについて、専門家との対談というスタイルで語られていて非常に考えさせられた。そのほか役立ちそうな情報がつまっている。

おすすめポイント:
DVからどうやって逃れようか? 今思案している人や、そう遠くはないけどまず情報がほしいと思っている人にはぜひ読んでほしい1冊です。巻末に「みずら」のDVに対峙してきた17年の活動をその年の風俗やトピックスと共につづった年表があります。その流れは「DV法成立」「DVは犯罪」「DVは加害者の方に責任がある」ということを改めて明らかにしています。もうこの潮流は止められません。

シェルターから考えるドメスティック・バイオレンス―被害女性と子どもの自立支援のために

シェルターから考えるドメスティック・バイオレンス―被害女性と子どもの自立支援のために

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2008年1月27日 (日)

KOKORO-MAKOのおすすめDV本 「DV」(KCDESSERTコミック)海里真弓 講談社刊

DVを題材にしたコミックがあることを知りました。海里真弓(Mayumi Kairi)・原作 エトウケイコ 「DV」です。「そのPhoto恋は暴力を連れてきた。」と裏表紙に書かれています。

作者の海Photo_2里さんはアウェアの山口さん著作の「愛する、愛される 若者のためのレッスン7」でショート・コミックを描かれています。いきなり海里さんのショート・ストーリー「愛されていると思ってた」(原作・レジリエンス)で始まり、DVを衝撃的に読者にイメージさせることに成功しています。だから私はその続編のようなものがあるのかな? あれば読みたいなと思っていました。

最近、彼女のこの作品をみつけました。作品は、DVについてかなりよく勉強されているものと感じました。D Vでは被害者がどうして「イヤといえないのか?」「何故逃げないのか?」とか、「せっかく離れたのに何故また加害者のもとに戻ってしまうのか?」、さまざまな誤解が社会の中に依然ありますが、そんな疑問に答えてくれそうです。友だちが被害者にどのうようにサポートしていったらよいか、DV法についても触れられているので、これから被害者の支援・サポートをしたいと思っている人にもわかりやすい内容です。

ただ、加害者の「正也」にDVをする背景として彼の幼いときの家庭環境を描いています。「そういう理由があればDVをするようになってもいいのか」とDVに言い訳を与える印象を受けるのが気がかりです。DVをする人は「ストレスがあった」「幼い時からの傷つきがあったから」と暴力をふるう理由を正当化します。しかし、そのような傷つきやストレスを抱えた人が全員DVをするでしょうか? DVをするかしないかは本人の選択です。本人が選んだ行動なのです。傷つきやストレスのケアーはもちろん必要ですが、それだけでDVの問題が解決するのではありません。DV加害者は自分がしてしまったDV行動に対して、暴力をふるった責任を自分でとる必要があるのです。

また、同時収録されている短編「タカシ」があります。彼の立ち直りを信じて女性がただただ待つ…というようなストーリーになっています。(大胆にまとめてしまい、海里さん、ごめんなさい) 彼女の「彼を信じる自由」は誰にも侵されないけれど、彼の行動を変えるのは彼自身であること待つだけでは彼の行動は変えていけない面もあるということを念頭に読んでほしいと思います。年齢の低い読者が安易に「じゃあ、私の彼もいつかはきっと変わる!」とひたすら信じて却ってデートDVが酷くなるという事態をまねき兼ねません。若い人にはそういうアドバイスと共にこの本を勧める、ということも必要かなと感じました。

私も胸が疼きました。力作です!!   (2004年発行のため、最新のDV法には対応していません)

DV DV
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する

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2008年1月11日 (金)

kokoro-makoのおすすめDV本!    「デートDV」-愛か暴力か、見抜く力があなたを救う  著:遠藤智子・NPO法人全国女性シェルターネット/協力

 デートDV 愛か暴力か、見抜く力があなたを救う

買ったきっかけ:
愛か暴力を見分ける力…という表現にビビビときました。ちゃんと見抜けたらどんなにいいかなって思って買ってみました。

感想:
2007年11月22日に発行されたこの本は、”NO MORE DV”をスローガンに11月23日〜25日まで開催された「女性への暴力根絶へアジアからの発信」と題したDV根絶国際フォーラムとともに広く社会へデートDVの危険性を認知してもらうためのものである―とまえがきされています。著者は民間シェルターの全国ネットワークの事務局で仕事をしているので、さまざまなDV被害者に遭遇するという。その経験から語られる実例や内閣府のデーターをもとに分析された現状、増加する「女性への暴力事件」の検証からデートDVの危険性を訴える。それは、愛を装う―と。

 そこで著者は「女性が暴力をふるう彼から逃げにくくなる状態」になる前に、なんとか彼が暴力をふるう人かどうか確かめられないか、それができないだろうか?と、女性が彼との重大な決断をする前に「相手に聞いておきたい質問項目」をあげている。質問で彼が本当のことを答えるかどうかは保障できないが、質問のやり取りを通して、あなたに相手の本当の姿がみえてくるかもしれない―と言っている。

後半には、友だちにDVのことで相談されたときのアドバイスもあり、誰にも役立つ情報が詰まっています。また、性犯罪における各国の制度が紹介されていて比較すると面白い。KKベストセラーズ出版。

おすすめポイント:
デートDVの事例が豊富で分かりやすく書かれているので身近にDVを感じやすくなっているところがいい。彼への質問項目もどんな風に聞くといいのか解説されているので実践的!おすすめです。

デートDV 愛か暴力か、見抜く力があなたを救う

著者:遠藤 智子 NPO法人全国女性シェルターネット(協力)

デートDV 愛か暴力か、見抜く力があなたを救う

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